インタビュー「TenSwing board」の魅力①

「TenSwing board」の魅力

Ⅰ.導入の背景と革新的効果 (2025/11/17 インタビュー1~4)

 医療法人社団成蹊会岡田病院(山口県)がリハビリ機器「TenSwing board(TenSwingボード)」を本年10月から導入した背景には、院長である村田氏自身の強い確信がありました。村田院長は、ゴルフなどの活動で生じる足底や体幹の痛みに悩んでいましたが、このボードを個人的に使用したところ、機械的なトレーニングなしに痛みの感覚が軽減していくのを実感しました。この体験が、導入への大きな一歩となりました。
 
 院長が特に魅力を感じたのは、TenSwingボードが**「緩める」と「動かす」という動作を同時に実現する点です。専門的な知識や高度な指導がなくても、誰もが簡単にライディングするだけで、体幹のバランスを勝手に取らされ、収縮と伸展が誘発されます。従来の運動療法では、この二つの要素を専門職の指導なしに両立させることは困難でした。村田院長は、一般企業にも導入され、コアなアスリートだけでなく一般人にも効果が出ている実績を知り、自身の病院でもこの手軽さと効果を両立した運動**を提供すべきだと判断。この確信が、病院に器具を導入し、展開する決定的な要因となりました。単なる機器の導入ではなく、患者の生活習慣に根ざした痛みの緩和と予防を目指す、院長の哲学が反映された選択と言えます。