ゴルフで健康な身体づくり:第1回「スイングの真ん中」と関節ケア

ゴルフで健康な身体づくり:第1回「スイングの真ん中」と関節ケア

増田プロが教える「軸」と「健康」
60代でゴルフを長く楽しむための鍵は、無理のない体の使い方にあります。増田哲仁プロのある書籍において、まず最初に強調したテーマが、「スイングの真ん中を探す」ことでした。

これは、体の軸や重心を常に意識し、スイング中に過度にブレない中心を見つけることを意味します。この「真ん中」を中心にしたスイングは、再現性が高まるだけでなく、特定の部位への過度な負担を防ぐ、最も健康的な打ち方と言えます。

★ 「真ん中」と「ジグリング」で股関節を守る
「真ん中」を意識した安定したスイングは、腰椎や股関節へのせん断力を軽減します。この考え方は、北里大学整形外科の高平尚義先生が提唱する**「3Dジグリング」**の理論とも通じます。

ジグリングは、関節を**「軽く、細かく、リズミカルに」**動かし、軟骨の修復を促す関節ケア法です。

軸安定(真ん中):スイングの真ん中を保つことは、関節に急激な衝撃を与えず、安定した優しい動きを生み出します。

微細な調整:スイング中に「真ん中」を意識して行うごくわずかな重心の調整は、股関節に細かな刺激(ジグリング効果)を与え、関節を活性化させます。

★ 日常からできる軸意識
ゴルフ中だけでなく、日常生活で「スイングの真ん中」を意識し、座っている時などに足を小刻みに動かすジグリングを取り入れることで、股関節の健康を維持できます。

★ まとめ:軸とケアで生涯現役
増田プロの「スイングの真ん中」という軸意識と、高平先生の3Dジグリングによる関節ケア。この二つの知恵こそが、60代以降も痛みに悩まされず、ゴルフを心の底から楽しむための秘訣です。